平成23年8月に「歯科口腔保健法」が国会で成立しました。この法律は、国民すべてが生涯を通じて歯と口腔の健康を保ち、それが全身の健康につながることを目標としたものです。
この法律の成立に引き続いて、全国の都道府県で地域の実情に合った各県独自の条例作りが進みました。
奈良県でも平成25年3月の県議会で『なら歯と口腔の健康づくり条例』が成立しました。その制定を記念して、平成25年6月2日(日)奈良市のなら100年会館に於いて記念シンポジウムが開催されました。
奈良県行政や医療関係者、また老人クラブの代表者等の方々で歯と口腔の健康づくりについて、熱心な意見交換が行なわれました。
また特別講演では、奈良県で映画を撮り続けておられ、また今年のカンヌ映画祭では審査員を務められた河瀬直美監督が「食べること、生きること」と題して、ご自身の実生活も踏まえてお話しされました。
奈良県では健康長寿日本一を目指して保健施策が進められていますが、歯と口腔の健康が健康寿命の延伸に大きな役割を果たしますので、県民の皆様にも今まで以上に歯と口腔に関心を持っていただいて、永く健康に暮らしていけますことを願っています。