平成26年1月26日(日)
奈良県歯科医師会館に於いて、周術期の患者さんの口腔ケアについての講演会があり、当院の歯科衛生士3名(池内、今西、木村)と一緒に勉強してきました。講師は兵庫医大の岸本教授でした。
周術期というのは、がんや呼吸器疾患、循環器疾患などの手術の前後の時期を意味します。
今までは全身の病気で手術を受ける場合、口の中のことにはあまり関心が示されてきませんでした。しかし手術前から口腔ケアを行ない 、お口の中を清潔にしておくことで手術後の肺炎等の予防になり、少しでも早く退院できることがわかってきました。
また放射線治療や化学療法によって口の中には高い頻度で口内炎ができ、食事をとることが困難になったりしますが、これも口腔ケアによって軽症化できたり早く治癒したりすることが可能です。
高田市歯科医師会でも高田市立病院と協定を結び、周術期の患者さんの口腔ケアを担当することになりました。何かのご病気で手術を受ける予定のある方は、一度ご相談だけでもされてみてはいかがでしょうか?